9.ヘッドキャパシタ装着 〜電源回り強化・・・(第1章!?)
・・・前回のオーディオ関係の更新が2月ですから半年以上ぶりですね〜(汗)
その後、カーオーディオから一時離れ、PCの自作を2基したり、車本体のチューンをしたり
サーキットデビューしたりしてました。
まぁ、、、現状に概ね満足していたのも事実ではありますけど、、、
ということで、特にオーディオを、、、というのはここのところ無かったのですが、
別件でネットオークションを彷徨っていて、「そういやなんか出てないかな〜」って
気軽な気持ちで検索をしたらよさげなヘッドキャパシタを見つけてしまい、
しかも即落品だったので、入札→即落札してしまいました(笑)
購入したのはヘッドキャパシタという名前の通りヘッドユニットの電源周りを強化するコンデンサです。
容量はヘッドキャパシタとしてはちょっと大きめの54,000μF。
ただ、これは18,000μFを3パラしたもので、宣伝文句を引用すると、
■高級オーディオメーカーに絶大な信頼を得ている「ELNA」社製使用
■オーディオ専用設計コンデンサ「FOR AUDIO」使用
■音質に有利な、2パラレル(MCP-2)/3パラレル(MCP-3)構造を採用
その為内部抵抗が1/2〜1/3、瞬発力が2倍〜3倍で安定した電力が供給できます。
これだけの性能は単体では到達できない領域です。
■自身で数々のパーツをテストし、最良のものを厳選して使用しています。
■キャパシターを導入すると、必ずそのパーツの色が音に乗ってきます。
というものです。
で、、、話はそれますがキャパシタの効用を。。。
バッテリーからの電気は電力に脈動がある場合があります。これを安定化させたり、
また、バッテリーからの電力が追いつかないときに補う役割があります。
特に小電力時から急激に大電力を必要とする際に、鉛蓄電池では瞬発力が無いため
音の信号に追いつくことが出来ず、音にスピード感が欠ける場合がある・・・らしいです。
だもんで、通常は大電流を必要とするアンプ等に装着するのですが、ヘッドに装着しても
効果があるそうなので試してみようと思った次第です。
(もっとも、、、アンプに装着する場合はもっと大容量にするケースが多いのですけど。。。)
前置きはこの位にして早速装着作業です。
※今日は一人で作業したので写真少な目でお送りします。
とりあえず、来た状態から・・・
商品は写真の通りエアキャップに包まれ、さらに発泡スチロールチップが段ボールに入っていて
厳重に保護された状態で到着しました!(出品者のかた本当にありがとうございました)
また、接続説明の取扱説明書も入ってました。
オーディオいぢりをされてる方なら既知のことしか書いてませんが、
ワタシのようにキャパシタ装着初心者には大変ありがたかったです。
なにせ今まで調べたものをもう一度漁り直したりしなくてすみましたから(^_^)v
で、、、梱包を解いたものがこちら・・・
写真で見ていたのより大きかったです(笑)
また背面も綺麗に出来てました。
リード線がプラス/マイナスとも黄色というのがちと残念な気もしますが、
リード線の出方(後述)で十分に分かるし、コスト削減と言うことで十分満足です!!
ということで・・・まずはキャパシタの初期充電から。
キャパシタは一部の製品で充電済みのものも売られてますが大半のものは初期充電が必要です。
この初期充電ですが、容量の小さめなものならさほど問題にならないそうですが、大容量のものだと
いきなり空のキャパシタに大電流が流れると爆発する危険性があるそうです。
(だからキャパシタの通称は「爆弾」なんです。形状から来てる訳ではないんですね〜〜)
今回は特に通販ということで運搬中の危険性を考慮し、出荷時に動作テストを行った上で
再度放電してお送り下さったそうです。
で、充電ですが、キャパシタの+極とバッテリーの+極、キャパシタの−極と、12Vの電球の片側、
12V電球のもう片方からマイナスアースへ、、、という流れになります。
このように接続すると一瞬電球が点灯して徐々に消灯。ここで電位差がなくなり充電完了となります。
な〜〜〜んて書きましたが、充電も勿論初体験。
耳年増で方法だけは知ってましたが、接続するのはちょっと怖かったです(笑)
それにバッテリーと並列に繋ぐのなら通常の使用方法と同じ(後述)なのに、
電球一個を直列に繋いだだけでホントに大丈夫なのか不安でした。
・・・不安でしたが、とりあえずちゃんとセオリー通りにやってみました。
確かに一瞬点灯して2〜3秒で消灯しました(ほっ)
続いてはヘッドユニット周りをばらします。
勿論その前にサーキットブレーカ(もしくはバッテリの+極)を落とします。
また今回は本体のバッテリ以外にもキャパシタという動力源があるため、グランド側も外しました。
なにがあるか分かりませんし、最悪爆発とかヘッドが昇天…なんて自体も考えられますからね〜〜
で、電源を落とした後にコンソールをばらしてヘッド裏に手が入るようにしました。
・・・ってまだヘッド外す前の写真じゃん(汗)
この写真のあと、ヘッドユニットを含む下側2DIN分の機器を外しました。
で、プラス線を探って・・・これはバッテリーから直で4Gのケーブルが来ており、
それがデストリビューションブロック(ヒューズ付き電源分岐器)を介して
アンプとヘッドへ各々8Gのケーブルが伸びており、ヘッド側はヘッドユニットの手前で
ヘッド純正の配線と接続しスケールダウンをし、ヘッドへ電源が行ってます。
だもんで、スケールダウン後の2sq.の線を切断してギボシを取り付け、キャパシタの線を
接続しようと思っていたのですが、今日の作業を見越して・・・は、いなかったのですが、
純正の線が一ヶ所ギボシで繋がっていたので、ギボシをかしめる事無く
プラス側の結線準備は完了してしまいました。
ホントはギボシの手持ちが心許なかったので今日買ってあったのに。。。(汗)
ということで、ヘッド側の装着準備が出来たところでキャパシタの装着位置を
実際に置きながら確認しました。
するとヘッド下の辺りの配線を退かせばうまい具合にキャパシタを固定できそうな場所があったので
ここを設置位置としました。
が、、、そこにするとキャパシタのマイナスリード線が若干足りません。
(取説にも足りなければ継ぎ足してね♪と書いてありましたし。。。)
ということで、リード線の延長作業をしました。リード線同士を直結し、かしめて、
絶縁テープで絶縁しただけですけど。。。
で、延長したマイナス線の先に丸形端子をかしめ止めました。
これで準備は全て終了です。
さて、いよいよ結線。
とは言っても、繋ぐだけですけど・・・・
まずはプラス側から。
先程外したヘッドユニットのプラス線を接続していたギボシのオス/メスの間にキャパシタからの
プラス(オス/メスが付いていてブランチになってる)線を挟み込みました。
続いてキャパシタのマイナス側をヘッドユニット等が使用してるアースターミナルに接続。
つまり、バッテリーから見てキャパシタは並列に接続された訳です。
先程の初期充電の場合と同じく、通常は電位差を生じないため、バッテリーからキャパシタには
電流が流れず、キャパシタの電位が下がれば充電され、
逆にバッテリー側からの電位が下がる(=大音量時に供給不足になる)と、キャパシタから
電気が流れる状態となったわけです。
接続完了後はヘッドを仮で元に戻し、バッテリー側のターミナルを通常状態に戻し、
電源を生かしました。
さて、イグニションをひねると・・・
あれ。。。。?
ヘッドが立ち上がらない。。。。(焦)
・・・・・・・・・おかしい。。。。
とは思ったけど、、、、よく考えたらヘッドが初期状態。。。
ということは。。。電源が切れてるだけ(笑)
ということで、ヘッドの電源をオン!!!!!
起動しますた(笑)
ということで接続はなんら問題なく終わりましたので、ヘッド周りのコンソールを元に戻しました。
続いて視聴。
まずは、装着前の状態と比較するために前回の設定で聴きました。
音のバランスが変わったとかはないのですが、明らかに音が綺麗になった気がします。
特に高音の伸びと、低音のシャキっとした鳴りが感じられました。
また高音は伸びが良くなったにもかかわらずなんとなくマイルドになったような気もします。
で、暫くその状態で聴いて、その後、若干ネットワーク設定をいじってみました。
でも、元の音の感じで大体満足していたので大幅な設定変更は試しませんでした。
あと、、、ガス欠間近でやばかったので結局1時間ほどしか聴けませんでした。
それに。。。ベンチレートとなるべく常備していた宇多田さんのアルバムを
家に置いてきてしまったため音質の変化を声を大にして語るまでには至りませんでした。
それに、装着し通電してまだ時間も経ってないのでエージングしなければならないし。。。
それでも、いつも聴いてるCD(所さんのライブ(笑))のアコースティックギターの音色の変化も
感じることが出来ましたし、久々に聴いたYMOのライブCDもいい感じに聴くことが出来ました!
たとえるなら、車で言うとエンジンのツキが良いというか、レスポンスが良いというか。。。
・・・もっとも、、、高音キンキン気味にセッティングしてる(=好みです)ので、
他の方が聴いたら耳が痛くなるかも。。。(爆)
ともかく、、、インプレ&設定の煮詰めは明日以降お送りしようと思います。
やっぱ聴き込まないとね〜〜〜
あっそうそう。
肝心なことを書き忘れました。
装着作業を終えて帰宅途中もちょい音を上げ気味で聴きながら帰りました。
ら・・・
オルタネータノイズが消えてました!!!!(喜)
今までは若干ノイズが乗っていて、アクセル開度に合わせて
しゅゅゅい〜〜〜ん
って言ってたんですけど、可聴音以下になりました!
今まではヘッドからアンプまでの配線(RCAケーブル)に電源ノイズが乗ってると思っていたので
配線ルートを変えたりアルミ箔でシールドしたりしていたんですが効果が薄かったんです。
で、、、、この音はエアクリの吸気音だと自分に言い聞かせていたのですが、、、
確かにヘッドキャパシタの効用の一つにオルタネータノイズ除去というのがあるのですが、
ここまで劇的に効くとは思っていなかっただけに嬉しかったです!!!!
今日撮影した写真は全て新しい携帯(=W21SA)で撮影したものですが、この手の使い方では
FZ1改はいらないですね〜〜
しかも、、、見てください!!!!
これ普通に近接撮影したものですよ〜〜(モード変更とかも無し!)
見事なまでに綺麗にピントが合ってます!
しかも背景も綺麗にぼけてるし。。。埃までばっちり。。。(大汗)
この辺は前の携帯(V601SH)は敵ではないですよ〜!
2004年 9月 4日 初稿執筆